こんにちは!TNA講師のれーちぇるです!
最近、2020年度にはじまる大学入学共通テストで、民間の英語試験のスコアが活用されることが話題になっていますね。英検、TOEIC、IELTS、ケンブリッジなど、民間の英語試験は色々ありますが、その中でも今回はTOEFL iBTという試験について説明したいと思います。
TOEFL(トーフル)って何?豆腐?そう思ったそこのあなた!
TOEFLを7回受験した筆者が、TOEFLが何なのかバッチリ説明していくのでご安心を!
TOEFLはTest of English as a Foreign Languageの略です。「外国語としての英語の試験」という名前からも分かる通り、英語のネイティブスピーカーではない人をターゲットにしている試験で、難易度は高めです。
Reading(読む)、Listening(聴く)、Speaking(話す)、Writing(書く)の4つのセクションに分かれており、各セクション30点満点、合計120点満点になっています。
日本人は、読んだり聞いたりするのは得意だけど、話したり書くのは苦手…という人が多い傾向がありますが、TOEFLでは英語に関するすべての能力を問われるので、満遍なく力をつける必要がありますね。ふー…、大変!
ちなみに、日本人受験者の平均点は、R18点、L18点、S17点、W18点、合計71点/120点となっております。お隣中国の平均が79点、韓国の平均が83点なのと比べると…日本はあまり高いとは言えませんね。英検1級をTOEFLのスコアに換算すると100~108点くらいだとも言われています。
紙のテストを受けるのではなく、問題はすべてPC上に表示され、マウスで答えを選びます。Writingではタイピングもしないといけないので、慣れていない人は練習が必要です。
TOEFLは、Rが60~80分、Lが60~90分、Sが20分、Wが50分、合計4時間以上と、試験時間が非常に長いのも特徴の一つです。9:30~14:00の試験の間、休憩が10分くらいしかないので、ぺこぺこのお腹を抱えながらどうやって集中力を維持するかも大切になってきますね!10分の間にチョコを食べるといいかも!!
また、1回の受験料が235ドル(2万5千円, 2019/7現在)と高めなので、しっかり準備をしてから受けましょう!(筆者は7回も受験してしまいましたが…)
さて、各セクションの詳細を見ていきましょう!
☆まずはReading!☆
TOEFLはもともと、英語圏の大学や大学院に留学する人のために作られているテストということもあり、「大学内の授業や生活などで使われる英語」が多く出題されます。
したがってReadingも、科学・文学・歴史・経済・芸術など、アカデミックな内容が出題されます。
具体的には、3~4つのパッセージ(700単語くらいの長文)を読み、各パッセージあたり14個の設問に答えていきます。単語力をしっかりつけて臨みましょう!
☆Listening!☆
大学のキャンパス内で起きそうな会話(教授に勉強の相談、寮の管理人さんにクレームなど)1題と、講義orディスカッション形式2題。これで1セットです。これを2~3セットやります。
まず英語を3~6分くらい聞いて、それからそれに関する問いを4~6問答えるというスタイルですので、どこが出題されそうか予想しながら聞く、効率よくメモを取る、というのがポイントになってきます。
Reading・Listeningが、比較的点数を上げやすく、満点も夢じゃないので、この2つのセクションは手堅く得点したいところです!
☆Speaking!☆
多分、初めてTOEFLを受験する皆さんが一番戸惑うのが、Speakingだと思います。このセクションでは、イヤホンマイクを装着して、ガンガン英語をしゃべります!録音された音声が人間によって採点されます。
機械に向かって話すのはなんか緊張するし、周りの受験生もしゃべりまくって、何だかうるさいし、全然集中できない!!と初受験の時に思った記憶があります。。。
問題は全部で6こ。
Task1,2は、誰でも馴染みのあるトピックに関する問題が画面に表示されて、15秒準備時間が与えられ、45秒でSpeakingを行います。例えば、「あなたの住む町のお気に入りの場所は?」「スーパーで袋を有料化するのについて、どう思う?」といった問題が出ます。
Task3,4は、短い英文を読み、それに関連する生徒同士の会話(Task3)・教授による講義(Task4)を聞き、30秒で準備して、60秒間Speakingする問題です。
Task5,6は、生徒同士の会話(Task5)・教授による講義(Task6)を聞いて、20秒で準備して、60秒で要約&自分の意見をSpeakingする問題です。
やってみると分かりますが、時間が全然足りない!普通に日本語で答えるのも、大変だよ!!という感じですが、問題の型が決まっているので、テンプレートを用意していくことが大切です。
☆最後にWriting!☆
IntegratedとIndependentの2題が出ます。
Integratedは、3分で短いパッセージをReading、その後同じトピックの2分位の講義をListening、20分でその内容をまとめるというものです。ReadingとListeningで述べられた意見が対立している場合が多いので、違いを際立たせて書くことが大切です。
Independentは、与えられたお題に対して30分で自分の意見を書きます。お題は、「2つの旅行先候補から1つを選ぶとき、ネットで調べる派?どっちも行ったことのある友達に聞く派?」などがあります。本当にあったこと、本当の自分の意見を書かなくてもいいので、とにかく話を膨らませて説得力のある文章を書くことが大事です。
ちなみにWritingはeRaterというプログラムと、2人の人間によって採点されます。eRaterは単語の正確性やバリエーション、文法の正確性や複雑さなどをもとに点数を出すそうです。
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みなさん、TOEFLの大体の全貌についておわかりいただけましたでしょうか?(もっと色々書きたいことがありますが、もう既にかなり字数をoverしているので、今回はこれくらいで…)
日本の大学入試だけでなく、海外の大学や大学院を受験するときにも使えるTOEFL。今後ますます多くの場面で求められることになると思います。
TNAには留学経験者をはじめ、TOEFLなどの民間の英語試験の受験経験者がたくさんいます!勉強方法や受験のコツなど、是非聞いてみてくださいね!♫
それでは!See you again~!
Written By れーちぇる
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