みなさん初めまして、東大NETアカデミー講師のきょとんです。
今回のコラムでは文学部美術史学科4年生である私の、とある一日をみなさんにご紹介したいと思います。東大生になったらこんな感じの生活が待っているのかな〜と参考にしていただければ幸いです(大分個人差はありますが)(^ν^)
きょとんの一日
〜2019年7月10日(水)のケース〜
✴︎起床
この日は2限(10:25〜12:10)スタート。ということで9:00に起床して30分で準備します。ギリギリまで睡眠をとり1日のエネルギーを貯めます。
✴︎通学
中央線沿い住まいなので朝は満員電車。音楽を聴きながら通学します。お気に入りのアーティストはAnimal Collective、Yellow Daysです。
✴︎本郷授業
2限はイスラーム工芸史の授業。私が卒論を書く予定の専攻科目です。サファヴィー朝時代のイスラーム陶工は様々な国のスタイルを混合してアレンジする技術が高く、アレンジが過ぎて理解を得られなくなるのですが、自らを発展させた優れたスキルがかえって自らを衰退させてしまう皮肉的運命にロマンを感じます。
14世紀サファヴィー朝の中国風青白陶器
プロトタイプの中国染付から大きく外れており作画の崩壊が見受けられる
✴︎美術館(空きコマ)
美術館の宝庫「上野」、実は本郷から歩けるのです!不忍池を通るコースがお気に入りですが未だに最短ルートがわかりません、誰か教えて下さい。
この日は東京都美術館『クリムト展』に。展示のポストカードを購入したあと、喫茶店ギャランに行くのがお気に入りのルートです。
クリムト展
✴︎駒場授業
上野から駒場キャンパスに向かい5限(16:50〜18:35)の音響芸術論に出席。文学部は本郷キャンパスで授業がありますが、後期教養学部の授業は興味あるものが多いため駒場に授業を受けに行きます。他学部の授業を受けられるのも東大のいいところですね(^ν^)
この授業ではジャズ・騒音芸術・テクノミュージック・DJなど、20世紀のポピュラー音楽や実験音楽の発展と社会との関係を勉強します。普段ライブハウスやクラブイベントに行く身としては非常に興味深いテーマです。
振り返るとここまでずっと一人行動ですね、友達がいない訳ではありません笑
音響芸術論の教科書
✴︎ご飯
せっかく駒場にきたので友達を誘い渋谷で夜ご飯。渋谷は音楽・ビジネス・ファッション...莫大なストーリーを飲み込みカルチャーを更新し続ける懐の深さ、カオスさが好きです、臭いですけど。
✴︎読書・NETFLIX
帰宅。寝る前は読書なりNetflixなり好きに過ごします(課題のある時はもちろん課題をします)。
お気に入りの本はアンドレ・ブルトン『ナジャ』、漫画は売野機子作品集。Netflixにあるお気に入りの映画は岩井俊二監督『スワロウテイル』、アニメは『PSYCHO-PASS』『新世紀エヴァンゲリオン』です。
売野機子作品集『同窓生代行』の一場面
東大生の生活イメージは湧きましたか?学部や授業数やサークルなどなど人によって全然違うと思うのでこれシリーズ化したら面白いんじゃあないでしょうか笑
ということでまた!
0コメント